おさちに幸あれ

女子高校生のラスト高校生日記

なぜ結婚したのかと思っている人、少し女子高生の話を聞いてほしいのです。②

結婚も、離婚も

紙一枚ですんでしまうことが私は不思議でしょうがなかった。

こんなにも考えて結論をだしたのに、そんな紙一枚で済まされてしまうのは

少し簡単すぎないかと。

 

でも、自分も結婚できる年になってわかってきた気がする。

 

なぜ紙一枚で済まされてしまうのか。

それは二人でもっと大切なものを作り上げていくためである。

 

紙一枚というものはスタートである。

そのスタート地点は一枚の紙に二人の名前を記すという簡単な作業である。

しかし、そこから、いろいろな人と出会い、家族が増え、

そして、日々を重ねていくと、さまざまな困難も待ち受けている。

その困難も二人で越えていかなければならない。

一枚の紙きれから、だんだんと大きな壁がふたりの前に立ちはだかる。

だからこそ、人はプロポーズというものを大きな人生の行事としてとらえている。

 

この人と、この先の人生の壁を超えることができるのか。

その壁の大きさは誰にもわからない。

その壁を越えた先には今よりかは簡単な壁かもしれないし、

もっと大きな壁かもしれない。

それはだれにもわからないのだ。

 

でも、どんな壁でもこの人となら超えることができると思うことで、人は結婚という決断をする。

そして、一枚の紙でスタート地点に立つのだ。

 

一方、離婚というものも、一枚の紙で終わってしまう。

離婚というものも、結婚をするときとほぼ同じ作業であり、とても簡単である。

しかし、結婚と違うことは、ふたりの関係は紙一枚だけでつながっているのではないことだ。

離婚に至るまで、二人は二人でいろいろな壁を乗り越えてきた。

そこで手に入れたいろいろなものは様々だ。

家や、家族、友人など形あるもの、そして、形では表せないものだってある。

二人は、いろいろなものでつながっている。

だからこそ、離婚という決断をするのは難しいのである。

 

でも、それでもお互いだ一人で生きることを決断する時。

その紙というのは、

お互いが一人で歩むことを決断するためである。

今まで、二人がつないでいたものが離れてしまう。

この決断は、とても大きなものだ。

 

 

 

 

 

 

 

結婚できる年になって、結婚について考えてみる年になって初めて分かった。

結婚というものは素晴らしい。

 

 

でもそれ以上に、

結婚したいと思える人に出会えたこと。

それに以上に素晴らしいことはないのではないだろうか。

 

 

だから結局何が言いたかったかというと、

結婚したいと思える人と出会えること自体が私からしたらとっても素晴らしいことでとっても羨ましいのです。

私も結婚したいと思える人にいつか出会いたいな。