《終》[進路]親と本気で向き合ってみた⑤
「将来の夢」
本当に必要なのか。
将来の夢がないことが嫌だった。
自分は夢も持てないつまらない人間なんだといわれてるみたいで。
だから、ずっと将来の夢から逃げていた。
自分の将来の夢が見つからず、
なんの大学に行きたいのか。まず、進学したいのかもわからなかった。
だが、この進路について考えるうえで重要だと感じたことは、
『大学というものは夢がある人だけが行くところではない。
将来の夢は無理に持つものではない。』
ということだ。
大学は、自分の力をより身に着けるためにあるところだ。
私は、人と話すのが好きだ。
だから大学ではもっと多くの人と話せるようになりたいと思い、
語学系の大学へ進学しようと思っている。
このように、
「自分の長所をより伸ばすために大学に進学をしたい。」
というのが、自分の進学を決めた理由である。
私は、昔から「将来の夢」という小さなくくりで考えていたが、
今はまだ、私たちは18歳。
私たちの未来は長い。
将来の夢を急いで決めて、やっぱり向いていないのかもしれないと思うより、
自分のやりたいこと、自分の長所を生かせることは何かを考え、
今を懸命に生きること。
それが社会のため、誰かのため、自分のためにつながるだろう。
それが今、私たちがやるべきことである。