[進路]親と本気で向き合ってみた②
18歳というのはとても難しい時期である。
自分の将来について本気で向き合う時、
そして、それと同時に親と向き合わなければならないのだ。
だが、18歳というのは、
親と素直に向き合うのが難しい時期ではないだろうか。
自分はここ数年親と真剣な話をするのを避けていた。
それは、親とけんかになるのが嫌だったからだ。
家族であるからこそ、子供の心配をするのは当たり前だ。
相手を思いやっているからこそ、
時には厳しい意見を言わなければいけないこともわかる。
だが、その意見の素直に受け入れることができないのだ。
もちろん、素直に受けいれればいい。
それだけの話である。
だかそれができないのが18歳。
それはなぜか。
それは、18歳というのは、大人でもあり、子供でもあるからだ。
18歳というのは、一人の大人である。
自分の意見をしっかりと持つことができ、社会に必要な最低限のマナーや学力はほぼ身についている。
それと反対に、18歳というのは、子供でもある。
高校生というのは、まだ学校という小さな世界で生きており、社会という大きな世界の厳しさや、過酷さを知らない。
この二つの面を持つ18歳だからこそ、
親の意見を素直に受け入れることができないのだ。
自分の意見を持ち始め、自分が真剣に考えた。
だからその意見を反対されたとき、どうしても素直に受け入れることができないのだ。
もちろん親の言っていることは正しいのだろう。
自分たちの知らないこの大きな社会でやってきたのだから。
でも、やはり、じぶんがこれだけ真剣に自分と向き合い、一生懸命決めた進路をすぐにあきらめることができない。
18歳というのは難しい。